ジュニアNISAは、2023年12月末に廃止が決まっていると思いますが、制度廃止前に申し込みをするメリットはあるでしょうか?
2022年に開始をすれば2年間で最大160万円、2023年に開始をすれば1年間で最大80万円投資が可能ですので、将来の教育資金のためにも、ジュニアNISAを検討してみる価値はありです。
「進学や就職に向けての準備金」「投資教育」として、毎年80万円が上限で、非課税で投資が可能です。
ジュニアNISAの魅力について、シミュレーション結果も参考にしてみてください。
また、記事の最後に「子育て費用のシミュレーション」の記事も紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。
この記事のまとめ
- ジュニアNISAは、2023年12月末に廃止される!
- 2023年からスタートすれば、最大80万円の非課税枠を確保することができる!
- ジュニアNISAに対応した証券会社に登録し、ジュニアNISAを始める!
目次
ジュニアNISAとは
楽天証券-ジュニアNISAジュニアNISA(ジュニアニーサ)とは、未成年の子供のための「少額投資非課税制度」です。
ジュニアNISA口座で投資すると、そこで得た利益や、配当金・分配金にかかる税金が0%(非課税)になります。
ジュニアNISAは、新規投資額で毎年80万円が上限で投資をすることができ、「進学や就職に向けての準備金」「投資教育」の目的として投資ができます。
非課税期間は5年間で、制度終了後も18歳になるまでは非課税で保有可能です。
ただし、2016年1月から「未成年者少額投資非課税制度」(ジュニアNISA)が始まりましたが、2023年12月末に廃止が決まっています。
利用できる方 | 日本にお住まいの0~19歳の方(口座を開設する年の1月1日現在) ※2023年1月1日以降は0~17歳の方 |
非課税対象 | 国内株式・投資信託への投資から得られる配当金・分配金や売却益 |
投資方法 | スポット購入・積立購入 |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
年間の買付可能額 | 新規投資額で年間80万円が上限 |
非課税期間 | 最長5年間 |
投資可能期間 | 2016年~2023年 |
運用管理者 | 口座開設者本人(未成年者)の二親等以内の親族(両親・祖父母等) |
▼ジュニアNISAについては、楽天証券の公式HPに詳しく解説されています。
ジュニアNISAを2023年の制度廃止前に申し込みするメリット

メリット
- 1年間で80万円の非課税枠が確保できる
- 2024年以降は払出し制限が撤廃される
- 非課税期間終了後も18歳まで非課税で運用が可能
①1年間で80万円の非課税枠が確保できる
ジュニアNISAの年間の買付可能額は、新規投資額で年間80万円が上限です。
2022年からスタートすれば、80万円×2年=160万円(最大)、2023年からスタートすれば、80万円(最大)の非課税枠を確保することができます。
将来の子供の進学や就職に向けての準備金としての運用として、メリットが大きいです。
②2024年以降は払出し制限が撤廃される
令和2年度税制改正に伴い、2024年1月1日以降ルールが変更になります。
変更前までは、ジュニアNISA口座へ入金後は、18歳まで原則払い出しが不可でしたが、2024年以降には払出し制限は撤廃されます。
そのため、年齢にかかわらず、災害等やむを得ない事由によらない場合でも、非課税での払出しが可能です。
③非課税期間終了後も18歳まで非課税で運用が可能
楽天証券-ロールオーバージュニアNISA口座の投資可能期間は2023年で終了しますが、2023年の制度終了時点で18歳になっていない場合は、2024年以降の各年において非課税期間(5年間)の終了した金融商品を、継続管理勘定に移管(ロールオーバー)することができます。
ジュニアNISAシミュレーション

ジュニアNISAのシミュレーションの条件
- 子供が10歳の時にジュニアNISAをスタート
- 2年間、年に4回分けて合計8回積立
- 1回の積立額は20万円なので、年間80万円(ジュニアNISAの満額)
- eMAXIS NASDAQ100インデックスへ積立
- 子供が18歳で売却
下記で紹介されている記事の情報によると、「三菱UFJ国際投信」のデータ提供による試算の場合のシミュレーション結果は、「160万円」が8年で「828万円」になったとのことです。
あくまで投資なので、確実にこうなるというわけではありませんが、それだけジュニアNISAには可能性があるということです。
その他の参考情報として、金融庁の公式HP、楽天証券の公式HPも参考にしてみてください。
▼NISAの資産運用シミュレーションについて、金融庁の公式HPで計算ができます。
▼投信積立について、楽天証券の公式HPで「積立かんたんシミュレーション」ができます。
ジュニアNISAの申し込み方法
楽天証券-ジュニアNISA口座のしくみ私も利用している楽天証券でジュニアNISA口座を開設する方法について解説します。
ジュニアNISAをはじめるには、未成年口座の開設が必要になり、ジュニアNISAの取引をする場合は、「未成年総合口座」「ジュニアNISA口座」の2種類が必要になります。
また、パパもしくはママが楽天証券の総合取引口座を既に開設している必要があります。
もし、パパママが楽天証券の総合取引口座を既に開設している状態で、子供の未成年口座の開設がまだの場合は、1度の手続きで簡単に、未成年口座・ジュニアNISA口座の申し込みがWEB上だけでできます。
ジュニアNISA口座開設の流れは下記の通りです。
楽天証券:ジュニアNISA口座開設の流れ未成年口座・ジュニアNISA口座同時申込みに必要な書類は、子供と同一住所の場合であれば、「世帯全員が記載された住民票の写し(コピー可)」だけです。
住民票を準備し、申込フォームの入力、書類のアップロードを行います。
審査完了後、問題なければ、「未成年口座の開設」完了で、ログインID/PWの情報が簡易書留にて届きます。
その後、ジュニアNISA口座の開設に進み、審査完了後、「ジュニアNISA口座の開設」完了です。
ジュニアNISAに対応している証券会社
証券会社を選ぶポイントとしては、まずは投資したい商品に対応しているか、使いやすいか、対応しているポイントなどを判断にしてみるといいと思います。
既にパパママが投資信託や積立NISAをしている場合は、既に口座を開設していると思いますので、証券会社をあえて分けるのではなく、普段使用している慣れた口座の方が使いやすいと思います。
ただ、リスク分散を考慮して、あえて証券会社を分けるという選択肢もありかもしれません。
最終的にどの証券会社にすればいいか判断に悩むのですが・・・。
判断に悩む場合は、総合的に判断してSBI証券がおすすめです。
SBI証券の魅力
SBI証券公式HP:SBI証券ではじめるジュニアNISAの魅力とは?SBI証券は、総合力が高く、取引手数料恒久0円、100円から投資が出来るなど、メリットがあります。
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SBI証券は、楽天証券では対応していないミニ株・単元未満株にも対応しています。
今後、ミニ株・単元未満株のやり取りを考えている人は、楽天証券よりSBI証券がおすすめです。
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楽天証券では、子供に投資について学べる機会をもっていただくために、楽天証券の経済研究所ファンドアナリストによるジュニアNISAのしくみについてのオンラインセミナーや、学校での特別授業、親子で参加できるセミナーなど開催しています。
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ジュニアNISA申し込み後の入金方法
楽天証券-ジュニアNISA入金の流れ楽天証券の場合、未成年口座、ジュニアNISA口座の開設が完了した後は、まずは未成年口座に入金が必要になります。
未成年口座への入金方法は、「リアルタイム入金」が便利です。
リアルタイム入金は、取引主体者が登録親権者の場合、口座名義人の預金口座のほか登録親権者名義による入金も可能です。
リアルタイム入金で、未成年口座へ入金が完了した後は、未成年口座からジュニアNISA口座へ資金を移動した後に、ジュニアNISAでの注文ができるようになります。
まとめ:ジュニアNISAシミュレーション!2023年の制度廃止前に申込!
ジュニアNISAは投資ですので、シミュレーション通りに必ず結果が出るわけではありませんので、最終的には自己判断で投資をする必要があります。
また、パパ、ママによってお金、投資に関する考え方は違いますので、よく話し合ってから決めましょう。
無理をしない範囲で余剰資金を使って、ジュニアNISAを始めるのがおすすめです。
この記事のまとめ
- ジュニアNISAは、2023年12月末に廃止される!
- 2023年からスタートすれば、最大80万円の非課税枠を確保することができる!
- ジュニアNISAに対応した証券会社に登録し、ジュニアNISAを始める!
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